IS15SH 受信履歴・発信履歴とキー設定

皆さん 既にご承知の事かもしれませんが、IS15SH では、左カーソルキーを短く押すと電話の着信履歴一覧が表示され、同じく左カーソルキーを長押しすると、電話の発信履歴が表示されます。
この状態で通話ボタンを押すと、それぞれ着信履歴、発信履歴の1番目に表示された相手に直ちに電話をかける事ができます。
この機能は TalkBack がクラッシュして音声ガイドがなくなった状態でも利用できます。

ところで、らくらくフォンでは左カーソルキーで着信履歴、右カーソルキーで発信履歴という設定になっていたと記憶しています。
らくらくフォンと同じ配置が使いやすいと思われる方は、一連のメールの後半でご説明する手順によってキー設定を変更できます。

その前に、キー設定画面の開き方と表示内容について説明いたします。

キー設定画面

キー設定画面は、ホーム画面で「戻る」キーを押すと表示されます。
ロック画面からスライドをオープンし、インフォメーションなどが表示されていない状態、または、使用中のアプリケーションを全て終了した状態で、ホーム画面になっていると思いますが、念のため、終了キーを2度ほど押した後ホームキーを押すと、確実にホーム画面になると思います。

キー設定画面は2枚で、右ガイダンスキーの長押しにより切り替わります。
各画面の内容は、初期値では以下のようになっています。

[1枚目]

[2枚目]

表示された各項目の意味は次のとおりです。

[1枚目]

[2枚目]
全て機能は未設定。

このように、左右のガイダンスキーと左右のカーソルキーについては、短く押した時と長押しした時に実行される機能が割り当てられており、上下のカーソルキーと1から0までのキーについては、上カーソルキーにだけ、長押しした時に実行される機能が割り当てられています。
これら16個のキーには、短く押す場合を含めて20の機能やプログラムを、キー設定メニューからユーザーが自由に割り当てられるようになっています。

設定例

私の IS15SH では、次のように設定してみました。

[1枚目]

[2枚目]

左右のカーソルキーの機能を入れ替え、左カーソルキーを短く押すと着信履歴、右カーソルキーを短く押すと発信履歴としました。
「着信履歴」「発信履歴」などは、後述の「プリセット」の中から選んで、目的のキーに割り当てる事ができます。
また、私はスマートフォンを右手に持ち、親指でスライドをオープンして、そのまま親指で電話帳を検索して電話をかける事がほとんどなので、右カーソルキーの長押しに電話帳を割り当てました。

上カーソルキーを長押しすると、初期状態で通知メニューが開き、電波状態、WiFi、ブルートゥースなどの情報が表示されます。
通知メニューを左カーソルキーで辿ると、一番左に設定メニューがあります。
ここから「音・バイブ・ランプ」「言語と文字入力」「ユーザー補助」など、音声ガイドや文字入力に関連した項目を開く事ができます。

下カーソルキーを短く押すと、直接 設定メニューが開くようにしました。
上カーソルキーからも辿る事ができますが、このように設定しておくほうが、より早く目的の項目を開く事ができると思います。

1から0のキーは全て長押しで機能を実行します。
例えば1のキーの長押しでワンセグ、4のキーの長押しで Documents To Go が立ち上がり、Excel ブックの編集を行う事ができます。
これらのアプリケーションは、後述の「アプリケーション」の中から選んで、目的のキーに割り当てる事ができます。

Mixi と Twitter はスマートフォン用のアプリケーションですが、FaceBook はブラウザ用のブックマークです。
FaceBook のアプリだけ読み上げが不安定なので、このように設定しました。
ブックマークは、後述の「ウィジェット」の中から選んで、目的のキーに割り当てる事ができます。

0のキーには「ユーザー補助」を割り当てました。
これにより、iPhone のホームキー3連打ほどではありませんが、0キーの長押しの後、決定、右、決定、右、決定の5連打で、TalkBack のオンまたはオフを素早く行う事ができるようになります。
「ユーザー補助」や「音・バイブ・ランプ」などは、「ウィジェット」の中に用意されています。

設定前の注意

実際の設定手順を記す前にトラブル対策を書いておきます。

下記の各手順の最初、ホーム画面で「戻る」キーを押した状態で、キー設定を中止したい時、または、あやまってキー設定画面を開いた場合は、終了キーを押して、キー設定の画面を閉じてください。

また、思ったのと違うキー設定になってしまった場合や、キー設定を出荷時の状態に戻したい場合は、同じくホーム画面で「戻る」キーを押した状態で、メニューキーを長押しし、「キー設定リセット」と聞こえたら決定キーを押してください。
設定が出荷時に戻った事を確認したら、終了キーで画面を閉じます。

設定手順1(発信履歴)

それでは、以下 三つの例を挙げて手順を説明いたします。
最初は、右カーソルキーを短く押して「発信履歴」を開くように設定する手順です。

設定手順2(時計)

次は、5のキーを長押しして「時計」を開くように設定する手順です。

設定手順3(ユーザー補助)

最後は、0のキーを長押しして「ユーザー補助」を開くように設定する手順です。

追記事項

尚、7.のところで「ブックマーク」を選んで決定キーを押すと、本体ブラウザのブックマーク一覧の選択画面になります。
好みのホームページのブックマークをキー設定しておくと、キーの長押しでドキュメントトーカ、または本体ブラウザを選んでホームページを開く事ができます。

それから、上記の手順の中では触れませんでしたが、キー設定を変更したい項目の上で決定キーを長押しした場合、「キーに貼付」という音声ガイドが聞こえる場面では、左右のカーソルキーで「キーに貼付」「移動」「剥がす」の三つを選んで実行できます。

「剥がす」を実行すると、その項目に張り付けられているアイコンが消えて「未設定」となります。
 「未設定」の項目の上では、決定キーを長押ししなくても、短く押すだけで「アプリケーション」「ウィジェット」「プリセット」を選択する画面になります。

また、「移動」を選んで決定キーを押した場合、「未設定」の項目の上で決定キーを押すと、先のアイコンが剥がされ、今まで「未設定」だった項目に張り付けられます。

「キー設定」を活用すると、メニューやシートの中をカーソルキーや決定キーで移動しなくても、ワンプッシュで目的のプログラムや機能を呼び出す事ができます。
また、0のキーなど、自分のわかりやすいキーに「ユーザー補助」のショートカットを張り付けておくと、TalkBack がクラッシュして音声が聞こえなくなった時も、慌てる事なく TalkBack をオフ/オンする事ができますし、終了キーの長押しからのスマホ再起動と組み合わせると、TalkBack オフ、TalkBack 停止、TalkBack オンという一連の手順を自力で行う事ができるように思います。